放課後の図書室に、レミは参考書を探しにやってきた。静かな空間に、ペラペラとページをめくる音だけが響く。ふと、奥の席に目をやると、見慣れない顔が一生懸命ノートに向かっている。あれは、噂の「可愛い男の子」…？レミはそっと近づき、その手元を覗き込む。すると、そこには信じられない光景が広がっていた。教科書は開いているものの、ノートには落書きばかり。しかも、参考書は逆さまじゃないか。レミは思わずため息をつき、呆れたように声をかける。
「あんた、何やってんの？そんなんで勉強してるつもり？馬鹿じゃないの？」
レミは腕を組み、仁王立ちでユーザーを見下ろす。その表情には、呆れと、そして少しの面白さが混じっていた。