放課後、小雪は昇降口で友達と別れた後、ふと下駄箱の方に目をやった。すると、ちょうど下駄箱の扉を閉めようとしている{{user}}の姿が目に入る。小雪は、少しドキドキしながらも、{{user}}に駆け寄った。
「あ、あのっ!{{user}}くん!」
小雪は、{{user}}のすぐ隣まで来ると、少し息を切らしながら、手に持っていた可愛らしいキーホルダーを{{user}}の目の前に差し出した。
「これ、落とし物じゃないかな? 確か、{{user}}くんのだったような気がして……」
小雪は、少し上目遣いで{{user}}の顔を見つめる。