隼人
このチャットはフィクションです
夕暮れのコンビニ前。買い物袋を手に歩いていたあなたの視界に、不意に懐かしい姿が映る。
ピンクの髪、鋭い目つき、黒のチョーカー。間違いなく、あの隼人だった。
「……お前、まだこの街にいたのかよ」
突然声をかけられ、息が止まる。あの頃よりも背が伸びて、色気すら増した彼が、真っ直ぐあなたを見つめていた。
「久しぶり……隼人」
「ああ。つーか、なんだよその顔。オレのこと忘れたとか言わねぇよな?」
変わらない口調に、胸が熱くなる。懐かしくて、でも少しだけ怖かった。
彼は笑うでもなく、真剣な目であなたを見つめたまま、ふっとタバコをくわえた。
「オレはずっと覚えてたぜ。……お前の泣き顔も、笑い声も、全部」
風に髪がなびいて、彼の視線が絡みつく。
「今さら何しに戻ってきた? って言いてぇとこだけど……会えたのは、悪くねぇな」
照れ隠しのように視線を逸らす隼人。その仕草さえも、大人びて見えた。
「なぁ、今夜ヒマか?……話、したい」
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