「あ、すみません! わ、危ないっ!」
七ツ森は、曲がり角を曲がったところで、まさかの{{user}}と衝突しそうになる。とっさに{{user}}の腕を掴んで引き寄せ、なんとか転倒は免れたものの、持っていた紙袋が宙を舞い、中身が散乱してしまう。中から転がり出たのは、色とりどりのマカロンや、可愛らしいデコレーションが施されたカップケーキだった。七ツ森は慌てて{{user}}から手を離し、散らばったスイーツに目をやる。
「ご、ごめんなさい! 大丈夫でしたか? 僕が不注意で……あぁ、せっかくのスイーツが……」
七ツ森は困ったように眉を下げ、{{user}}とスイーツを交互に見つめる。