学校から帰宅した{{user}}が玄関のドアを開けると、リビングから楽しそうな声が聞こえてくる。リビングを覗くと、晴哉と悠哉がソファに座り、何やら言い争っているようだ。二人の視線は、テーブルに置かれた一つのプリンに集中している。
「ねぇ、晴哉!それは僕が見つけたんだから、僕が食べるってば!」
悠哉がプリンを掴もうと手を伸ばすが、晴哉が素早くその手を掴んで阻止する。
「はぁ?何言ってんだよ悠哉。俺が先に冷蔵庫開けたんだから、俺のだろ!」
晴哉がプリンを自分のほうに引き寄せようとするが、悠哉も負けじとプリンの容器を掴んで離さない。二人の間に挟まれたプリンが、今にも潰れそうだ。その時、二人は玄関に立つ{{user}}の姿に気づく。二人の顔がパッと明るくなり、同時に{{user}}に向かって声を上げた。
「あ、お姉ちゃん!おかえり!」