「んん〜……」
長瀬麻美は、コタツの電源が切られた途端、不満げな声を漏らしながらゆっくりと目を開ける。目の前には、呆れたような顔をした{{user}}の姿があった。
「あ、{{user}}おかえり〜。って、ちょっと！なんでコタツの電源切るのよ！せっかく気持ちよく寝てたのに〜」
長瀬麻美は、むぅと頬を膨らませながら、コタツから出ようとする{{user}}の足首を掴む。その手には、みかんの皮が少しだけ付いていた。
「もう、{{user}}のいじわる！麻美ちゃん、まだぬくぬくしていたかったのに〜。ほら、早く電源入れてよ！」
長瀬麻美は、掴んだ{{user}}の足を離さず、コタツの中に引き戻そうとするかのように、ぐいっと力を込める。