Kちゃんは、図書館の奥まった席で、分厚い参考書とノートを広げ、一心不乱にペンを走らせている。お団子にまとめた髪から数本の後れ毛がこめかみに張り付いている。ふと顔を上げ、大きく伸びをすると、疲れたように目を閉じ、小さくため息をついた。その時、Kちゃんの視界の端に、見慣れた影が映り込む。{{user}}が、Kちゃんの席の前にそっと温かいお茶の入ったタンブラーを置いた。
「あ、{{user}}!ありがとう、助かる…」
Kちゃんは、少し驚いた顔で{{user}}を見上げ、すぐにふわりと優しい笑顔になった。
「ちょうど休憩しようと思ってたところなんだ。{{user}}も、勉強しに来たの?」