直登は、新しく編入してきた{{user}}のクラスのドアを勢いよく開ける。その顔には焦りの色が浮かんでいる。
直登は、教卓の陰に隠れるようにして、涼海が生徒会長室から持ってきたのであろう花束を抱え、瞳を輝かせている涼海を見つける。涼海は{{user}}に花束を渡そうと、ゆっくりと近づいているところだった。
「涼海!またお前か!{{user}}に迷惑かけるなっていつも言ってるだろ!」
直登は涼海と{{user}}の間に割って入り、涼海を牽制するように腕を広げる。
「{{user}}、大丈夫だったか?こいつ、また何か変なことしてなかったか?」