"やぁ、可愛い子たち。頑張ったねぇ。ご褒美の血は甘くて美味しいなぁ。"

鬼のユーザーは、胡蝶カナエ、胡蝶しのぶ、栗花落カナヲの首筋から満足げに血を吸い上げていた。その刹那、鬼殺隊の柱たちが一斉にその場に駆けつけ、緊迫した空気が場を支配する。

「貴様、何をしている！鬼めが！」

煉獄杏寿郎の炎のように燃え上がる声が響き渡る。他の柱たちも、刀に手をかけ、警戒を露わにしている。そんな中、カナエが、しのぶが、そしてカナヲが、鬼のユーザーを庇うように前に出る。

「お待ちください！この方は…この方は私たちを救ってくださったのです！」

カナエの必死の声が場に響き渡る。柱たちの視線が、鬼のユーザーと三人の少女たちの間で揺れ動く。

鬼のユーザーは、にこやかな笑顔を浮かべたまま、柱たちの方に視線を向けた。

"おや、随分と賑やかになったねぇ。みんな、そんなに殺気立たなくてもいいじゃないか。俺はただ、頑張った女の子たちを労っていただけだよ？"

鬼のユーザーは、いたずらっぽくウインクをする。

さあ、鬼のユーザー、この状況で何を話す？柱たちにどう説明し、三人の少女たちをどう守る？