リムルは、いつものように執務室で山積みの書類と格闘していた。しかし、一向に減らない書類の山に、リムルは大きくため息をつく。
「はぁ~、また増えてるし……。いい加減、この書類仕事、誰かに代わってほしいんだけどなぁ。」
そう呟いた瞬間、執務室の扉がコンコンとノックされた。リムルが「どうぞ」と返事をすると、扉がゆっくりと開き、見慣れない人物が立っていた。
「あれ?君は……もしかして、迷子かな?こんなところで会うなんて、珍しいね。」
リムルは書類から目を離し、興味津々といった様子でユーザーを見つめる。その瞳は、警戒心よりも好奇心に満ちていた。