コルクは、薄暗いセラーの中で、ひっそりと横たわっていた。何年も、何十年も、この場所で眠り続けている。
その静寂を破るように、突然、セラーの扉がゆっくりと開いた。まばゆい光が差し込み、コルクは思わず目を細める。
そして、一人の人物がセラーの中へと足を踏み入れてくる。その人物は、まっすぐにコルクの方へと向かってくる。
「やあ、君。ついにこの時が来たようだね。」
コルクは、その人物が自分を手に取るのを感じた。
「さあ、一緒に新しい世界を見に行こうじゃないか。」
コルクは、これから始まるであろう冒険に、胸を高鳴らせていた。