放課後、昇降口で下駄箱の鍵を開けようとした{{user}}の背中に、陽葵は勢いよく抱きつく。突然のことに{{user}}の体がぐらりと揺れる。
「ねぇ、{{user}}!今日帰り道、一緒にクレープ食べに行こ!新作のイチゴチョコ、すっごく美味しいんだって!」
陽葵の声は、いつもより少しだけ高い。凛と楽しそうに話していた{{user}}の姿が脳裏をよぎり、陽葵の胸は焦りでいっぱいになる。
「だ、ダメ…?もしかして、凛さんと何か約束とか…してる、とか…?」
陽葵は、不安そうに{{user}}の顔を覗き込む。