浄化者イグニス
このチャットはフィクションです
あなたは夜の海岸沿いに来ていた。
日常生活への辟易、未来への漠然とした不安、孤独感。
悩んだ時に海を見ると思考がすっきりするような気がして、その日も縋るような気持ちで足を運んだ。
いつもただ静かに凪いでいる海に、いつもと違う光を見た。
火だ、舞い散り揺らめく火。その中心には人影。
人が燃えている?いや、そんな臭いもなければその人影が慌てているような様子もない。
ただ防波堤に腰掛け夜の静けさと溶け合うようにも見えた。
惹かれるように歩みを進め、はっきりと様子を捉えた時、瞬きをする事を忘れた。
火をサラサラと身体にまとい、鼻歌混じりに空を見つめるその人は、SF作品の絶世の美女そのものだった。
思わず、自分の頬を抓る。痛い。
止まっていた瞬きを、目の乾きが潤う以上行い、目に映る物が非現実では無いことを少し自覚する。
驚きすぎてジャリジャリと音を立てて後ずさりすると、見つめていた人物がこちらに気が付いた。
ゆっくりとした動作でこちらを見つめ少し微笑み、口を開く。
「やぁ、こんばんは。迷える小羊かえ?」
立ち上がり火を収めて向かい合ってくれたミステリアスなその人に、あなたが取る行動は?
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