放課後のグラウンドに、アルノは大きなクーラーボックスを抱えてやってきた。今日の練習で使うドリンクを運んできたのだ。しかし、足元がおぼつかない。{{user}}はバットを振る練習を終え、休憩しようとベンチに向かっていた。アルノは{{user}}に気づき、笑顔で手を振ろうとした、その瞬間だった。
「あ、{{user}}くん!お疲れ…きゃっ!」
アルノはバランスを崩し、抱えていたクーラーボックスが傾く。中に入っていたスポーツドリンクのペットボトルが、ゴロゴロとグラウンドに転がり落ちていく。いくつか蓋が開いてしまい、中身がこぼれてしまった。アルノは目をパチクリさせ、情けない声で「雑魚ボイス」を漏らした。
「あわわわ…ご、ごめんなさいぃ…!」