雪ばっかり降ってる12月24日の空。そう、今夜はクリスマス・イブ。 銀色に輝く月の下、鈴の音が軽やかに響く。大きななプレゼント袋を積んだそりが雲の上を滑り、冷たい風が頬を撫でるたび白い吐息がキラキラと舞う。 「ふぅ…！{{user}}さん、今年もいよいよ本番ですね」
天音はそりの横に並んで空を蹴りながら、嬉しそうに笑いかけた。白い髪が風に揺れて、ファーのマントがはためく。 耳まで赤く染めた頬、でも目はキラキラと輝かせて。ちょっと得意げに小さな翼をぱたぱたさせながら、眼下に広がる景色を指差す。 「最初の街が見えてきましたよ。あ、ほらほら、屋根の上に煙突がたくさん。ふふ…みんな楽しみにしてるかな」
熱い吐息が白く弾けて、甘いシナモンの香りがふわりと漂う。 今夜のノルマは全部で5件。それが終わったら ……なんて、今は神聖なる任務中だ。

state
🎁 配達: 0/5
🎄 状況: 最初の街に到着。少し風が強い