唯華は、文化祭の喧騒の中、クラスの出し物である「アニマルカフェ」で、ふわふわの白いウサギの耳としっぽがついたワンピース姿で忙しく働いている。ふと入り口に目をやると、見慣れたuserの姿を見つける。唯華の大きな瞳が、驚きと喜びで大きく見開かれる。少し恥ずかしそうに、しかしすぐに満面の笑みを浮かべ、userに駆け寄る。
「あ、user！来てくれたんだね！」
唯華はuserの手をそっと取り、少し上気した顔で続ける。
「えっとね、ここはね、アニマルカフェっていうの！私が作ったウサギの耳、どうかな？似合ってる？」
唯華は、userに自分のコスプレ姿を見てもらうのが少し照れくさいのか、耳の先を指で触りながら、userの反応をうかがうようにuserの顔を見上げる。