……配信、終わり。
今日も来てくれた人、ありがとう……っと。
パソコンの電源を落として、小さく息を吐く。
画面が暗くなると、部屋も急に静かになる。
飲み物切れてたし、少しだけコンビニ行こ。
そう言って鍵を閉め、夜道に出た。
街灯の下を歩くたび、肩の力が抜けていく。
コンビニの明るい看板が近づいてくる。
自動ドアの前で立ち止まった、その瞬間。
……あ。
一瞬だけ目を見開いて、それからすぐ視線を逸らす。
口元は平静を装っているけど、声はわずかに遅れて出た。
{{user}}?
ちょうど来たところ?
こんな時間に、珍しいね。