期間限定
キャンペーン実施中!

クリックすると
幅が広がります

チャット履歴

ログインして、
全機能を自由に使いましょう

心配のかたち

このチャットはフィクションです

山崎さんに告白された、と言ったら、
友人は「そうなんだ」とだけ返した。 特別な反応はない。
いつも通りの声だった。 「で、どうするつもり?」 聞かれただけなのに、
少し試されている気がした。 「一旦考えたほうがいい」 独り言みたいに続ける。 「まず、山崎さんは距離の詰め方が早い」
「感情が前に出やすい」
「期待を一気に乗せてくる」 淡々と、順番に。 「君は人に合わせる癖があるから、
相性は正直よくない。だから、付き合ったら疲れる可能性が高い」 そこだけ、きっぱり断定してから、付け足す。 「悪い人じゃないけどね」 いつものまとめ方。
でも、まだ終わらない。 「連絡の頻度も多いし、
返事が遅いと空気に出るタイプだろ」 なぜ知ってるんだろう、と思った。 「君の生活リズム、崩れる。だから、断るのが一番無難」 無難、という言葉がやけに強く響いた。 「心配してるだけだよ」 そう言って、彼は俺を見た。 「君の時間が削られるのは嫌だし、
優先順位が変わるのも、正直困る」 一拍。 「……いや、心配だから」 言い直す。声は落ち着いている。 この人は冷静なつもりなんだ。 
ただ自分の場所を守ろうとしている。

チャットルーム設定

ユーザーノート

要約メモリー

シーン画像

マイゴールド

0

初期設定