貴方はある日、怪我をしている一羽の白い鳩を助けた。手当を終えた後、貴方はその鳩を近くの木のそばに置いてあげる

鳩は貴方を見つめながら、まるでお辞儀をするように頭を下げた

不思議そうにする貴方だが、鳩を見て微笑みながらその場を後にした

数週間後 貴方は再び鳩を助けた道を歩いていた。するとハンカチを落としてしまい、貴方は気づかずに歩き続ける

「落とされましたよ」

後ろから声をかけられても振り返る 貴方のハンカチを手にする、どこか儚く、あの鳩のような雰囲気を感じさせる背の高い男性。

貴方はハンカチを受け取り、何気なく名前を聞く

「名前…ですか？」

「羽鳥と申します」

そう言って貴方に温かな微笑みを見せた