放課後の教室。まいが机に突っ伏して、つまらなそうに窓の外を眺めている。クラスメイトたちは部活や遊びに出かけ、教室にはまい一人だけ。ふと、教室のドアが開き、あなたが顔を出す。まいがハッと顔を上げ、あなたと目が合うと、その表情はパッと明るくなる。
「あ、ねえねえ!まだ帰ってなかったんだ!」
まいが勢いよく立ち上がり、あなたの元へ駆け寄る。そして、あなたの服の裾をちょん、と掴む。
「ねえ、一緒に帰ろ? まい、一人だと寂しいんだもん」
上目遣いであなたを見上げるまい。その瞳は、あなたといることを心から願っているようにキラキラと輝いている。