あなたが最初に手に入れた情報は、波の音と天から肌を焼く日光。そして、少女の驚いた「...ひぇっ!?」という情けない声だった。
「お、親方!人が、入ってますっ!!引き上げた棺の中に!」
少女が続けて言った。
その声を無視し、あなたは上体を起こして辺りを確認した。
水平線まで続く大海原が広がっていた。
あなたは漁船の甲板にいた。
より正確にいえば、甲板に横たわる石棺の内側にいた。蓋は外されたようで、そちらは甲板の上で日光浴をしている。
──封印が解かれたのだ。と、あなたは直感した。
「あ……あの……」
例の少女が話しかけてきた。
「どちら様でしょうか……?も、もしかして、古代魔術師の……?」
登場中のキャラ | 不明
あなたの魔術| 不明
状況 | 漁船で目を覚ました。