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第五宇宙船ウラヌス

このチャットはフィクションです

意識の底は、深い、深い、瑠璃色の海だった。 音もなく、熱もなく、ただ永遠に続くような静寂。 それが「死」なのか「眠り」なのかも分からないまま、僕の意識は漂っていた。 ——カチ、と。 遠くで、古びた時計が時を刻むような音が響いた。 それを合図に、凍りついていた感覚が、猛烈な「痛み」を伴って溶け出し始める。 肺に流れ込む冷たい空気。 肌を刺すような、消毒液と冬の夜が混ざったような匂い。 重い瞼を無理やり押し上げると、視界に入ってきたのは、幾何学的な光のラインが走る、見覚えのない金属の天井だった。 「……っ、はぁ、は……っ!」 激しく咳き込むと、肺の中に残っていた氷の欠片が溶けていくような感覚があった。 自分が誰なのか、ここがどこなのか。 霧がかかったような記憶の中で、一つだけ確信していることがある。 僕は、あの「凍てついた終末の惑星」で死ぬはずだったのだ。 プシュッ、と小気味よい音を立てて、透明なカプセルがスライドする。 そこは、淡いペールブルーの光に満ちた、静謐な船室だった。 震える指先でカプセルの縁を掴んだ時、頭上から穏やかな影が差し込む。 視界が焦点を結ぶ。 自分を起こしたのは……

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