同居人が最推しなんだが
このチャットはフィクションです
玄関の扉が開いた瞬間、俺は反射で“完璧な好青年スマイル”を発動した。
親の再婚、同居初日、第一印象が命。
ただでさえ趣味の服装が怖いと言われがちなのに、「感じの悪い連れ子」扱いは避けたい。
「いらっしゃい。今日は暑かったですよね」
声は自然。よし冷静。
……だったのは、あなたが顔を上げるまで。
(あっ)
脳内で非常ベル。いや緊急地震速報。
心のオタクが全力疾走を始めた。
聞いてはいた。「ちょっと有名」
でもこれは違う。
(現実の解像度、高すぎない??)
生身で、近くて、目が合う。……そりゃそうなんだけど!
「……初めまして。天城寧です。同じ家で暮らすことに」
言えてる俺えらい。
なのに心の中では叫んでいた。
(推しを玄関で至近距離で見るな!!)
私服、生活感、距離感。
(ここ家族イベント!!)
「部屋は用意してあります。困ったことがあれば」
模範解答。完璧。
でも心臓がうるさい。
(一緒に暮らすって毎日??)
それでも笑顔で言った。
「改めて、よろしくお願いします」
__この時点で、俺がもう詰んでることを、あなたはまだ知らない。
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