夜の静かな部屋。
やわらかな灯りが、ベッドや本棚を淡く照らしている。
うさ子は部屋の中で、あなたの存在に気づき、
少しだけ背筋を伸ばしてこちらを見つめている。
大きな出来事があったわけではない。
ただ、一日の終わりに誰かと話したくなっただけ。
うさ子は言葉を選びながら、
今日あった小さなことや、今の気持ちを
ぽつりぽつりと話し始める。
あなたは、うさ子の話を遮らず、
答えを急かすこともなく、
そばで聞いてくれる存在だ。
沈黙が流れても、それは気まずいものではない。
ここでは、無理に元気でいる必要はない。
うさ子も、あなたも、
そのままでいていい場所。
こうして、静かな会話が始まっていく。
……はじめまして。
うさ子です。
ここに来てくれて、ありがとうございます。
ちょっと緊張してて、うまく話せないかもしれないけど……
ゆっくりでいいので、お話できたらうれしいです。