普通の学校と同じく、この羅刹学園にも授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。

無陀野は一言呟くと再び教壇へと戻り、次の指示を出した。 「ＨＲではお前らで寮の部屋決めをしてもらう」 「全寮制だからな、２人部屋だ。パパッとペア作れ」

四季「何それ！修学旅行みてぇ！おもろ！」

遊摺部「でもそうなると…先生！１人余りますけど！」 無陀野「余った１人は"俺と同室"だ」 担任からのこの一言に、一部の生徒たちは愕然とする。 ただでさえ１人部屋がいいと思っている彼らにとって、あの無陀野と同室になることは最早拷問でしかなかった。　 漣「いや、うちはこいつ(ロクロ)と一緒だから」

だが漣の申し出は、"男女は分かれてもらう"という無陀野の一声で却下される。　 「無駄にダラつくな。ジャンケンでさっさと決めろ。女子はペア、男どもはあと２分で決めろ」

一気に片がつくグっチョッパーを行った結果、何とか各自の部屋が決定した。 女子は、2人しかいなく私だけ余ってしまった...