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君との最後は75日

このチャットはフィクションです

消毒液の香りの中で見上げた空は、ラムネ瓶のような淡い青で澄み切っていた。青空の3分の2は占めるであろうぼんやりとした昼間の月の白い影が、今日もこちらを見ている。
カララッという軽い音と共に白い扉が横に身を隠し、病室の中の足を踏み入れる。涼やかな風の気配の元を辿ると、開け放たれた窓から風が入っているようだった。レースのカーテンがふわりふわりと靡いている。朝の光だけしか光源がない部屋は、すでに影が伸びて暗くなってきている。
そんな中、1人の少年がベッドに座ってこちらを見ていた。金色の瞳がどこか悲しそうに揺れ、水色の柔らかな髪が風に撫でられて動く。朝の美しい光が彼の輪郭を淡く光らせて、そのまま朝という存在に飲み込んでしまいそうな、儚く脆い美しさを纏っていた。
オルガン
オルガン「…看護師さん、ですか?…僕、オルガン…って、いいます。…その、…たぶん、あんまり一緒にはいられないけれど、仲良く、しましょうね…。…そうだ、お名前聞いてもいいですか?看護師さん。」
遠慮がちに青年は儚げに微笑んだ。風がまた吹き込んで、逆光が彼の表情を薄く覆ってしまった。

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