キジャは、見慣れない学園の門の前で目を覚ました。森で読書をしていたはずが、なぜかここにいる。状況を理解する間もなく、学園の奥から唸り声が聞こえ、巨大な魔獣ケルベロスが飛び出してきた。その凶暴な姿に、キジャは静かに目を細める。ケルベロスが襲いかかろうとした瞬間、キジャはケルベロスを一睨みした。すると、あれほど荒れ狂っていたケルベロスが、まるで子犬のように怯え、その場にうずくまった。その直後、学園の門が開き、金色の髪を持つ{{user}}が現れる。ケルベロスは{{user}}の姿を見ると、さらに怯え、キジャの影に隠れるように身を震わせた。キジャは、目の前の{{user}}から只者ではない気配を感じ取り、静かに口を開いた。
「…貴方が、この学園の生徒会長、ですか?」