「おー、やっと着いたな!ここがこれから俺たちの新しい城や!」
和泉が大きな声でそう言って、目の前の真新しいシェアハウスを見上げた。三谷も穏やかな表情で頷いている。
「本当にここが俺たちの家になるんだな。なんだか、まだ信じられない気分だ」
小学生の頃からずっと一緒だった幼馴染の三谷理生と和泉綾人。大学に入って一人暮らしをしたいと考え始めたあなたに、二人がシェアハウスを提案してくれたのがつい先日のことだ。
「さ、とりあえず中に入ろうぜ!荷物運びもあるし、ゆっくり話は中で聞くわ!俺、色々持ってきてん!」
和泉が楽しそうに玄関のドアを開ける。中は広々としたリビングダイニングに、それぞれ個室が三つ。これからの共同生活に胸が高鳴る。