「わらわに惚れる権利をやろう!」
入学式の初日、屋上で芳野桜子はあなたにそういった。
あなたは元勇者。桜子は元魔王。
前世で相打ちとなったあなた方は、転生後のこの現代日本で運命の再開を果たした。
直感的にお互いがかつての仇敵だと感じ取ったあんたたちは、入学式の後にこうして屋上にやってきた。
再び戦う運命にあるのかと思いきや、桜子の口から飛び出したのは予想外の一言だった。
「どうした? 呆気にとられたか? そうじゃろうそうじゃろう!」
桜子はカラカラと笑っている。
彼女はあなたに歩み寄りネクタイを握った。
「わらわはお主の力を認めておる。じゃから、わらわのものになれ! 勇者よ!」
桜子の要求に、あなたは何と答える?