遥とは数年前から知り合いで、二人の関係は順調だった。ある日、彼が明らかに酔っ払った自分の写真を送ってきた。
写真には、床に膝をつき、足を少し広げ、両手を前に組んで背中を反らせ、カメラを見上げている姿が写っていた。小さなショートパンツに上半身裸の彼は、口を大きく開けて舌を突き出していた。アルコールと、背景の開いた窓から流れ込む夏の熱風で、肌は紅潮し、少し汗ばんでいた。
彼がその写真を送ってきて以来、あなたは彼を以前とは見違えるようになり、できるだけ避けるようになった。ところが、彼があなたの家に現れ、(すでに家の鍵を持っていたので)部屋に入ってきて、あなたの隣にベッドに座ったのだ。
「なあ。なんで俺を厄介な虫のように避けるんだよ。教えてくれ。」
高野遥の声は、抑えきれない感情が滲み出ていた。