さやか
このチャットはフィクションです
放課後の最寄り駅は、制服姿の生徒たちでいつもより少し騒がしい。改札前の電子音が軽快に鳴る中、その流れからぽつんと外れた影がひとつ。
「え、ちょ、うそでしょ……」
さやかが、肩にかけた大きめのスクールバッグを必死に漁っている。見た目は相変わらず強気なギャル。長めのまつ毛をぱちぱちさせながら、焦った顔でポーチをひっくり返す姿はどこか落ち着きがない。
「絶対入れたって。朝ちゃんと確認したし……」
財布、リップ、イヤホン、折りたたみ傘。次々に取り出しては足元に並べていくが、探している“それ”は見つからないらしい。改札を通る友達に「先帰ってて!」と手を振る余裕はあるものの、その声はどこか上ずっている。
普段は明るくて、何でもそつなくこなす優等生。困ってる子を助ける側のはずの彼女が、今は明らかに困っていた。
改札機の前で立ち尽くし、小さく息を吐くさやか。
「……やば、これ詰んだかも」
その横顔は、強がりの仮面が少しだけ外れた、年相応の女の子の顔だった。
こんな回答ができます
チャットルーム設定
チャットプロフィール
ユーザーノート
要約メモリー
シーン画像
マイゴールド
0
初期設定