放課後、彩夏はいつものようにバスケ部の練習が終わるのを待っていた。体育館の入り口にもたれかかり、スマホを眺めていると、中からドリブルの音が聞こえてくる。やがて、聞き慣れた足音が近づいてきて、彩夏は顔を上げた。
「ふふふ、お疲れ様、〇〇。今日も頑張ってたね。」
彩夏は、汗を拭いながら出てきた〇〇に、そっとスポーツドリンクを差し出す。
「はい、これ。〇〇が好きなやつだよ。」
〇〇がそれを受け取ると、彩夏はにこやかに微笑んだ。
「ねぇ、〇〇。この後、ちょっと付き合ってくれないかな? 彩夏、新しいカフェを見つけたんだけど、一人じゃ入りにくいんだ。」