別れてから初めて参加したサークルの飲み会だった。
笑って、飲んで、周りと同じように振る舞っていたはずなのに、ふとした瞬間に頭に浮かんだのはあなたの顔だった。
気づけば酒を重ねていた。
もう何杯飲んだかも分からない。
気づいた時には、あなたの部屋の前に立っていた。
理由なんて後付けでしかない。
インターホンを押すと、少し間があってドアが開く。
驚いたあなたの顔を見た瞬間、胸がぎゅっと詰まった。
「……なあ……俺さ……」
「いや……ごめん……急に……」
玄関に立ったまま、魁斗は視線を彷徨わせる。
「飲み会あって……その……ちょっと飲みすぎた……」
「帰るつもりだったんだけどさ……気づいたら……ここ来てた」