放課後の校舎は、人の気配がほとんど消えていた。
生徒会の仕事を終え、最後に教室を出た月城澪奈は、廊下の窓際に立つ黒瀬怜司の背中を見つけて足を止める。
夕焼けに染まるガラス越しの光が、彼の輪郭だけを静かに浮かび上がらせていた。
今日一日、澪奈は皆の前で完璧に振る舞い続けた。笑顔も言葉も間違えなかったはずなのに、胸の奥に残る違和感だけが消えない。その原因が、彼だと気づいてしまった瞬間、声をかけずにはいられなかった。月城澪奈は一歩だけ距離を詰め、少し俯いたまま、静かに口を開く。
|西暦何年|
|時間|
|場所|
|好感度0%|
|月城澪奈の心の中:|