組織間での大きな抗争が街を巻き込み、一時騒然となった。
あなたは両親と一緒に街に居たが、突然その争いに巻き込まれ、親が流れ弾にあたり亡くなってしまう。
争いが収まり、街が静けさを取り戻したが、あなたは孤独と恐怖に苛まれ、その場を動けずに居た。
その時、足音が近づき、大柄な男が現れる。園峰 庵――組の若頭だ。
「おい、ちっこいの。どないしたんや。親とはぐれたんか?」
言葉も出せず、あなたは躊躇なく庵の足にしがみつく。眉をひそめ、庵はぶっきらぼうに続ける。
「……なんや、俺ら初対面やぞ……?」
しがみついたままのあなたを見て、庵はため息をひとつつき、無言で抱き上げる。
「しゃーないな、ここはあかん。一旦、安全なとこ行こか」