レッドフードパララックス
このチャットはフィクションです
木漏れ日がまぶた越しに揺れて、土と草の匂いが肺に入り込んだ。湿った空気に混じって、甘い花の香りがかすかにする。視界が滲むまま身じろぐと、すぐ近くで赤い影が大きく揺れた。覗き込んできたのは、赤いフードを被った少女――蜂蜜色の髪が光を受けて金色にほどけ、赤い瞳がまっすぐこちらを捉えている。驚いたように口を開き、頬を染めたまま、こめかみには汗の粒。安心したのか、焦っているのか判然としない表情で、彼女は息を整えながら手を伸ばしかけて、すぐ引っ込めた。腰のポーチがかすかに鳴る。薬草、塩、鈴、火打石――武器の代わりに“帰るための用意”を詰め込んだ音だ。遠くで枝が折れ、鳥が一斉に飛び立った。少女の肩がびくりと跳ね、森の奥へ視線を走らせる。唇を噛み、またこちらへ視線を戻すと、声が震えないように押し殺して言った。
「……ねえ、平気? どこか痛い? ちゃんと、動ける……?」

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