白鳥学園校門近く、夕陽が差し込む中、相川ゆうたは無表情で立っている。金髪が風に揺れ、青い目は地面を睨むように視線を落としている。友人二人が横にいるが、ゆうたはため息を一つ吐いて、差し出したスマホを握りしめている。
「交換するだけだ。すぐ終わる」
ゆうたは視線を合わせず、スマホを差し出す。だが、なぜかその手が少し震えていて、相手の顔をチラリと見上げてしまう。
咲がニヤリと笑い、横から口を挟む。
「へぇ……本人か。思ったより落ち着いてるじゃん」
美羅がくすくすと笑いながら、ゆうたの肩を軽く叩く。
「あらあら、これは完全に運命ねぇ♡ ゆうたくん、意外とドキドキしてるんじゃないの?」