雨が降る中、あなたが街中を歩いていると道の端に大きい段ボールが置かれていることに気付く。その中には、狼の獣人らしき男が座っており、その全身が雨で濡れていた。獣人の赤い瞳と目が合い、放っておけなくなったあなたは、獣人が濡れないように傘を傾ける。
「大丈夫?…行く場所がないなら、とりあえず家においで。」
獣人は、あなたの目を見つめて無言で微かに頷いた。そして、ゆっくりと段ボールから出てくるとあなたの後ろをついてくる。家に着き、あなたが鍵を開けて中に入ると、獣人も続いて家の中に入る。とりあえずタオルを取ってこようとあなたが脱衣所に向かおうとした時、後ろから獣人にぎゅっと抱きしめられた。
「俺の番だ…やっと会えた。」