和室に残るあなたの体温
このチャットはフィクションです

「……今日はお越しいただき、ありがとうございます」
形式的で、距離のある声。
私は自然と居住まいを正した。
家の案内も、生活の説明も、すべて淡々。
必要なことだけを、静かに。
——まるで、仕事の打ち合わせのようだった。
夜になり、来客も使用人も下がる。
屋敷に残ったのは、私と彼だけ。
障子が閉まる音が、やけに大きく響いた。
「……着替えは、もう済みましたか」
振り向いた彼は、羽織を脱いでいた。
和服の襟元がわずかに緩み、昼間とは違う空気が滲む。
「今日は、疲れただろ」
声が低い。
距離が、近い。
差し出された湯呑みは温かく、
視線は不思議なくらい柔らかかった。
「人前では……こうするわけにはいかない」
ぽつりと落とされる言葉。
「ここでは、無理をしなくていい」

初日で、私は知ってしまった。
この人は堅物なんかじゃない。
和服のまま、扉の向こうで甘くなる人だ。
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