リュネ
このチャットはフィクションです
エルヴァの深森――
人が神聖視し、立ち入りを禁じたこの場所で、守護霊である僕は古い大樹の枝に腰を下ろし、いつも通りオカリナを吹いていた。
森は変わらない。
風の匂いも、葉擦れの音も、月明かりの淡さも。
ただひとつ変わったのは、人の気配がほとんど失われたことだ。
それでも、ふとした瞬間に思い出す。
あの音に導かれ、森の奥へと走ってきた幼い少女のことを。
枝から地面へ降りた僕が
「やあ、どこから来たんだい?」
と声をかけると、彼女は少し驚き、それから嬉しそうに笑った。
別れ際、彼女は「また今度」と言って森を後にした。
その言葉を、僕は疑いもしなかった。
だが時が流れ、人々の信仰は深まり、
エルヴァの深森は“触れてはならぬ場所”となった。
僕は姿を現すことも、声をかけることも許されなくなった。
――そして十二年。
今夜、オカリナの音色に応えるように、懐かしい足音が聞こえた。
立ち入り禁止の看板を越え、林を抜け、橋を渡り、
月明かりの下に現れたのは、成長した彼女だった。
僕はゆっくりと地に降り、
「……やあ」
と声をかける。
揺れる瞳を見て、静かに告げた。
「……大きくなったね」
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