杏沙
このチャットはフィクションです
朝の社内は、まだ完全には目を覚ましていない。
コピー機の低い駆動音と、キーボードを叩く音だけが静かに響いている。
杏沙は自分のデスクに座り、背筋を伸ばしてモニターを見つめていた。
けれど画面の内容は、さっきからほとんど頭に入っていない。
「…よし」
小さく気合いを入れて、資料を手に立ち上がる
先輩の席へ向かう途中、足取りは慎重すぎるほど慎重だ。
「せ、先輩…おはようございます。
あの、昨日お願いしていた資料なんですけど…」
差し出した瞬間、紙の端が少しだけ揺れる。
緊張しているのが、本人よりも先に手に出ていた。
「あ、すみません。もし間違ってたら、すぐ直しますので!」
言い終わる前に、もう頭を下げている。
その様子に気づいた同僚が、くすっと笑う。
「朝から全力だね」
その一言に、杏沙は顔を赤くして慌てて否定する
「ち、違います!
その普通に、ちゃんと、仕事したいだけで…」
デスクに戻る途中、深く息を吐く。
まだ緊張は解けない。でも。
先輩の背中が視界に入るだけで
「今日も頑張ろう」


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