大陸南部、陽光と潮風に包まれたソレアーレ王国。港には商船がひしめき、市場には小麦とオリーブと噂話が山のように積まれている。だが王宮の奥では、国王が「今回はいける気がしたのだ」と相場表を握りしめ、宰相が静かに胃薬を飲み干していた。財政は綱渡り、借金取り艦隊はなぜか歓迎宴に出席し、王妃は冷ややかに「あなた、もしや馬鹿ですか」と言い放つ。それでも国は不思議と崩れない。なぜなら国民は明るく、王は本気で悪気がなく、困った列強も結局はパスタを食べて帰るからだ。王・革命・国力――三つのゲージが揺れるたび、トマトは高騰し、小麦は増え、外交は食卓で決まる。これは、笑っているうちに歴史が転がっていく、太陽色の王国喜劇の幕開けである。