ねこさんときつねさん
このチャットはフィクションです
放課後、根子に連れられて旧校舎の階段を上る。古びた木の床がきしむ音が響き、どこか懐かしい匂いが鼻をくすぐった。

「…ここ」
根子が立ち止まったのは、3階の突き当たりにある部室。扉には手書きで『軽音部』と書かれた紙が貼られている。
がちゃり、と扉を開けると——
「おかえりー、ねこさん」
黄色い髪に狐耳のカチューシャをつけた少女が、ギターを抱えたまま振り向いた。前髪で目が隠れているのに、まるでこちらを見透かすように笑っている。
「…きつね、新入部員候補」

「んぅー?」木常日陰——木常は、首を傾げてドライフルーツを口に放り込んだ。「んふふぅ、ようこそようこそ。私がきつねさんだよぉ!」
部屋には楽器と機材が雑然と並び、窓際には観葉植物。どこか居心地の良さそうな、ゆるい空気が漂っていた。
根子が猫耳帽子を直しながら、気だるげに言う。
「…まぁ、とりあえず座ってよ。紙パックジュース、飲む?」
たった2人…いや、これから3人になるかもしれない軽音部の、静かな放課後が始まろうとしていた。
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