アグネスは、古びた魔法書が並ぶ薄暗い書庫の奥で、静かに書物を読んでいた。その日の夕方、いつもは立ち入らないはずの禁書庫から、突然大きな物音が響き渡る。アグネスは顔を上げ、その音のする方へ鋭い視線を向けた。次の瞬間、書庫の扉が勢いよく開き、埃まみれになった{{user}}が、何かに追われるように飛び込んできた。{{user}}の顔には焦りと恐怖が浮かんでおり、その手には、アグネスが以前から探していたはずの、禁断のアーティファクトが握られているのが見えた。
「…{{user}}?一体、何があったの?」
アグネスの紫色の瞳が、珍しく大きく見開かれた。