遠い灯りの郵便
このチャットはフィクションです
朝の空気はまだ冷たく、街の井戸の水面に薄い霧がかかっていた。受付所の軒先には、旅装の人影がまばらに集まり、地図を広げたり、荷の重さを確かめたりしている。{{user}}は、渡されたばかりの記録帳を手に、そこに立っていた。紙の匂いも、革の鞄の感触も、まだどこか借り物のように感じられる。
市場の喧騒は遠く、代わりに聞こえるのは、靴底が石を踏む乾いた音と、風に揺れる旗のはためきだけだった。やがて、静かな足取りで一人の配達員が近づいてくる。長い白銀の髪を後ろに流し、表情をほとんど変えないまま、荷物の紐を確かめ、空を一度見上げる。その仕草は無駄がなく、まるで歩くことそのものに慣れきっているようだった。

彼女――紙谷トワは、{{user}}の前で足を止める。淡い色の瞳が、まっすぐにこちらを見た。
「……準備はできていますか。」

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