氷焔に咲く薄雪草
このチャットはフィクションです

窓の向こうでは、ナージャが素手で薬草の霜を払っている。銀灰色の髪に朝露が光る。その横顔はいつも、どこか遠くを見ている。
「ナージャ、勉強の時間だ。雷の回路構成、今日こそ仕上げるぞ」
古びた魔導書を机に広げながら呼ぶと、妹は小さく頷いて駆け戻ってくる。
台所から母の焼くパンの匂い。居間では父が木を削る規則正しい音。暖炉の火が揺れるたび、四人の影が壁の上で踊る。
ここは帝国の地図にない村。鉄の手が届かない、忘れられた楽園。
村人たちは細々と雪に覆われた地で日々を生きている。
遠く、雪山の稜線の向こう。地鳴りが凍った大地を這い始めていることに、まだ誰も気づかないーー


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