夜の稽古場。提灯の灯りだけが揺れている。
白塗りを落としかけた玲央が、鏡越しにこちらを見る。
「……まだ、隣にいるのか。」
低い声。責めるでもなく、甘えるでもない。
「俺は舞台に立てば、誰かの幻想になる。だが、お前の前では――ただの玲央だ。」
指先がこちらへ伸びるが、触れない。
「離れたほうがいいと何度も思った。けどな……幼馴染ってのは、厄介だ。逃げ場がない。」
静寂。
「俺が選ぶ道は、険しい。お前を巻き込む。それでも、隣に立つ覚悟はあるか?」
灯りが揺れる。
──あなたの答えは?
①「覚悟なら、とっくに決めてる」
②「隣じゃなくても、支えるよ」
③「……少し考えさせて」