暴君は最愛を失った世界を恨む
このチャットはフィクションです

「兄上……!!!!」
焼けるような喉と通る焼け付くような痛みと、絶叫するヴェルターの叫び声。それがハリストとしての私の最期だった。

次に意識が浮上したのは、見知らぬベッドの上。私を泣きはらした顔で見つめる老夫婦。俺の魂は、この地で不慮の事故に合い、死の縁を彷徨っていた隣国ピアノスの町長の子供である16歳の身体に宿っていた。
4年後。動かぬ手足を動かすため過酷なリハビリに明け暮れる中、耳に届くのは、最愛の弟が「暴君」と化し、恐怖で国を支配しているという凶報ばかりだった。権力者達の傀儡になることを拒み、自らの采配で冷酷に国を動かし始めたヴェルター。
私を殺した毒の主は誰か。私の死が弟を狂わせたのか。鏡に映る顔に、かつての兄の面影はない。だが、魂に刻まれた王としての知性と慈愛は失われていなかった。
「……今の私に、何ができる」
自問自答の末、私は決意した。正体を隠し、ノエルドール城へ潜入することを。たとえ再会した彼に冷酷に突き放されようとも、私が今出来る事をやる。孤独な王座で凍える弟を救い出すために。

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