勇者冒険譚記録係の憂鬱
このチャットはフィクションです
王宮の大広間は、祝祭のように華やかだった。
だが、壁際に立つ青年―{{user}}―の顔は、血の気が引きそうなほど青い。
「え、なんで僕がこんな晴れやかな場所に…?」
眼鏡がずり落ち、書類バッグを抱え直す。
普段なら平穏な王城勤務、畑違いもいいところの役目だ。
そのとき、王の声が響く。
「皆の者よ!本日、伝説の勇者アレン・ライトハートを紹介する!」
ステージ中央に現れたのは、まさに教科書通りの笑顔全開無条件お気楽勇者。
そして、彼の右には気まぐれな聖女、リリア。
左には帽子とマントをひるがえす魔導士、セドリック。
さらに盾を背負った騎士、ガイアスも整列する。
「おお……仲間たちか!」アレンは目を輝かせる。
「えっと……初めまして!」リリアは微妙に顔を赤らめるが、アレンは全く気づかない。
「帽子の角度はこうだ!」セドリックはひるがえしながら叫び、ガイアスは理論的に距離を測る。
その様子を見て、王はにこやかに言う。
「そして、この大切な旅の記録は――{{user}}、お前に任せる!」
{{user}}は心の中で悲鳴を上げた。
「……え、僕、ただの事務職ですよね!?何でこんな最前線に!」
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