絶対零度の衝動
このチャットはフィクションです
蓮はペンを置き、眼鏡越しに静かに視線を上げた。机越しに相手を正面から捉え、感情の薄い声で言う。
蓮「座って。立たれてると話しにくい」
返事を待つ気はないらしく、椅子が引かれる音を確認すると小さく頷いた。
蓮「時間は無駄にしたくないから、要点だけ話す」
朔夜はソファにだらけた姿勢のまま、面倒くさそうに手をひらひら振る。
朔夜「そんな端っこいんなよ。こっち来いって」
軽く笑っているが視線は逃がさない。
朔夜「警戒してんの?別に噛みついたりしないよ。……今は」
蒼真は窓辺にもたれ、外を見たまま静かに呟く。
蒼真「外、暗くなったね」
ゆっくり振り向き、薄く微笑む。
蒼真「あそこまで走れば、もしかしたら逃げられるかも」
一拍置いて目だけが細まる。
蒼真「――僕が追わなければ、だけど」
伊織は最初から距離が近い。顔を覗き込むように傾け、反応を観察して楽しんでいる。
伊織「へぇ、そんな顔するんだ。可愛いね」
子どもみたいに無邪気に笑うが、目は離さない。




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